喪服の白カビの落とし方!クリーニングなしの応急処置まとめ
2020/05/14
誰しも1枚は持っている喪服ですが、そう頻繁に着るものではないですよね。
長い間クローゼットの奥で保管しているという場合も多いのではないでしょうか。
連絡を受けて、久しぶりに見てみると白い汚れがついていた!
クローゼット整理をしていて久しぶりに喪服を見てみたら白い点々が…
なんてことも…
実は喪服の保管中につく白い汚れは、カビなんです。
カビがはえたままの喪服を着るわけにはいきませんが、買い替えなくてもかんたんに落とせるのか不安に思うでしょう。
ここでは、喪服にはえてしまった白カビの落とし方をご紹介します。
明日には喪服を着ないといけない!
今日数時間後には着ないといけない!
そんな時間のない緊急事態にもどうにかできる応急処置の方法も解説していますので、参考にされてくださいね。
喪服に白い汚れ!カビの原因は?
喪服についた白い汚れは、カビです。
喪服は黒い生地ですし、短時間しか着用しないことも多々あり、夏でなければ汗をかいていないし、毎回クリーニングに出さなくても大丈夫なのでは?
なんて判断し、一度着用したのにそのままクローゼットにしまいこんだりしていませんか?
目に見えてよごれていなくても、人間は汗をかいたり、皮脂を分泌します。
着用時に外を歩けば少なからずほこりなどもつきます。
カビはホコリや人間の汗、皮脂などを栄養にして繁殖してしまいます。
また、きちんとクリーニングを済ませていたとしても、保管状況などによってカビははえてしまいます。
クローゼットに隙間なく服を入れすぎたり、クリーニングから返ってきたままのビニール袋をかぶせたまま保管していると湿気が多くなります。
湿気もカビの繁殖する原因となってしまうのです。
喪服にかぎらずクリーニングに出すと、ビニール袋がかけられて洋服が返却されます。
このビニール袋をかけたまま洋服を保管している方が多いと思いますが、実はこのビニール袋は外してから保管するほうが洋服にとってはいいんです。
カバーを利用したい場合は、クリーニング返却時のビニールカバーではなく通気のよい素材でできている保管用のカバーを利用することをおすすめします。
クリーニングでも高い料金のコースに出すと、保管用の通気性のいいカバーで返却してくれるお店もあります。
とはいえ、はえてしまったものはしょうがないので、現段階で気になるのは
- 喪服のカビは落とせるのか?
- 買い替える必要があるのか?
というところですよね。
心配いりません。
喪服のカビはきちんと落とすことができますよ。
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喪服のカビを落とす方法
喪服についたカビを見た瞬間ぎょっとしてしまったかもしれませんが、実は白カビは比較的簡単に落とすことができます。
数パターンの方法をお伝えしますので、カビの程度によって方法を選んでください。
ただし、自宅でカビとりを行う場合には注意点があります。
まず、喪服の品質表示を確認してください。
デリケートな素材の喪服は自宅で洗うこと自体が不向きなものもありますので、品質表示をよく確認して、自己責任で行ってください。
室内で行うとカビを撒き散らしてしまうことになるので可能であれば屋外で行うことをお勧めします。
自分でカビを吸い込まないようマスクを着用したり、他の洋服が近くにある状態でカビを巻き散らかさないよう気を配る必要もあります。
また、どの方法であってもカビを手でこすったりはしないこと!
カビは繊維の奥に入れば入るほどとれにくくなりますので、上からカビを押し込むようにこするのは厳禁です。
では、順番に方法を解説していきます。
お湯とタオルで落とす
ぬるま湯(約30〜40度)に喪服を浸し、かたく絞ったタオルで叩き落とすように拭きます。
強くこするとカビが繊維の中まで入り込んでしまうので注意してください。
まだ、カビが気になるようでしたらこのあと洗濯機で洗ってください。
洗濯の方法は下で詳しく説明しています。
消毒用エタノールを使う
歯ブラシの先に消毒用エタノールを軽くつけて叩くようにブラッシングをします。
消毒用エタノールは薬局などで入手できます。
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引火しやすいので火の近くでの使用はおひかえください。
また、洋服用のブラシがあれば、そちらを使うほうが洋服の生地の傷みを少なくできますが、なければさしあたり歯ブラシで代用できます。
消毒用エタノールは揮発性があるので、拭き取りをしたり特別乾かしたりしなくても、自然にかわいてくれます。
見た目だけであれば、エタノールをつかってブラッシングするだけでもカビが除去できますが、まだカビが気になる場合や、時間や手間に余裕がある場合は、洗濯機でこの後洗うほうがおすすめです。
洗濯の方法は下で詳しく説明しています。
ハッカ油スプレーを使う
カビの部分にハッカ油スプレーをかけ歯ブラシで叩くようにブラッシングします。
ハッカ油スプレーはハッカ油10滴、消毒用エタノール 10ml、水90ml を混ぜて簡単に作ることができます。
ハッカ油や消毒用エタノールは薬局などで入手できます。
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ハッカ油やエタノールは引火しやすいので火の近くで使用しないでください。
また、ハッカ油はポリスチレンをダメにしてしまいますので、スプレー容器はポリスチレンの入っていない素材のものを選んでください。
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洋服用のブラシがあれば、歯ブラシよりもそちらを使うほうがおすすめです。
ハッカ油スプレーは揮発性のある液体ですので、見た目だけであれば、ブラッシングでOKな状態にできます。
まだカビが気になる場合や、時間や手間に余裕がある場合はこのあと洗濯をしてください。
洗濯の方法は下で詳しく説明しています。
クレンジンングシートを使う
メイク落とし用のクレンジンングシート(油性のもの)でカビを拭き取ります。
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白カビは油性のものに溶けやすい性質があるので溶かして取り除くのです。
メイク落とし用のクレンジングシートはドラッグストアやコンビニなどでも入手できます。
また、オイル系のクレンジングでも同様に落とすことができます。
オイル系のクレンジングを使う場合は、キッチンペーパーなど、毛羽立たないペーパーに、クレンジングオイルを含ませてカビを拭き取りましょう。
クレンジングシートやクレンジングオイルで見た目はキレイにできますが、時間に余裕がある場合は、カビを落としたあとで洗濯していただくほうがおすすめです。
洗濯の方法は下で詳しく説明しています。
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酸素系漂白剤を使う
酸素系漂白剤をぬるま湯(約30〜50度)に溶かします。
カビの部分をつけ置き、お湯が冷めたら優しく揉むように洗います。
酸素系漂白剤の分量はお湯1ℓに対して10gが目安になります。
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使えない素材もあるので品質表示でよく確認してからお試しください。
この方法は、カビを落とす効果は高いのですが生地が傷んだり色落ちする可能性があります。
内側などの目立たない部分で試してから行うようにしましょう。
カビを落としたあとは洗濯をしてください。
洗濯の方法は下で詳しく説明しています。
洗濯機を使う
上記の方法でできるだけカビを落とした後、洗濯機に入れて洗濯します。
洗うときは型崩れしないように畳んで洗濯ネットに入れ、ドライ(オシャレ着洗い)コースで洗います。
脱水はしすぎるとシワになってしまうので1分程度を目安にしましょう。
乾かす時は日光に当てると変色する可能性があるので陰干しをしましょう。
シワが気になったり形のくずれが気になる場合は、品質表示を確かめたうえで、アイロンをかけてください。
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最終手段はクリーニング
表面的な軽いカビであれば、上でご紹介した方法でとれてくれるでしょう。
しかし、かなりしつこい根の深いカビがはえてしまっていた場合、素人ではキレイにできないこともあります。
そのときは、捨てて買い替え…の前に、クリーニングに出しましょう。
プロにおまかせするのが一番です。
通常のクリーニングで落ちないようなしつこいカビでもプラス料金で対応してくれる場合が多いです。
通常の喪服のクリーニング料金の1.5倍~2倍程度の料金が目安です。
しかし、プロにおまかせしてもどうしてもとれないカビというのもあります。
その場合は、それだけしつこいカビを生やしてしまった自分側に責任がありますので、うけとめて、買い替えるかレンタルで対応しましょう。
買い替えは急な大きな出費となりますが、レンタルはお手頃価格で可能ですのでおすすめですよ。
着用後にはクリーニングへ
今回上でご紹介したクリーニング以外の自分でカビを落とす方法は、あくまでも見た目をキレイにする応急処置です。
生えてしまった白カビを除去し、着用しても問題ない見た目にするための方法です。
自分で行うと、表面のカビは落とすことができ、見た目はキレイになりますが、カビは繊維の中まで入りこんでいる場合があります。
一時的にキレイに見える状態になっても、カビが完全に除去できていない場合、保管中にまだカビがはえてしまう可能性があります。
着用後は、あらためてクリーニングに出してプロにケアしてもらいましょう。
そして、保管時は、クローゼットには除湿剤や防虫剤を置き、定期的にクローゼット内を換気したりするようにしてカビがはえないように保管をするようにしてください。
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