喪服のスカート丈はふくらはぎでは長すぎる?裾上げしたほうがいい?
2020/05/12
喪服を選ぶ時、気をつけたいポイントの一つにスカート丈の長さがあります。
喪服のスカートは長いのが常識だと言われていますが、自分だけ長すぎるのもなんだか目立ってしまいますよね。
もちろん太ももが見えてしまうほどのミニスカートはNGですが適切な長さとはどれぐらいなのでしょうか?
喪服に相応しいスカート丈の長さについてお伝えしていきます。
また、スカート丈のお直しが必要な場合の裾上げの方法も解説していきます。
喪服のスカート丈のふさわしい長さとは?
スカートの丈は一般的に「座った状態の時に膝頭が完全に隠れる長さ」が良いとされています。
具体的には、膝から握りこぶし1つ分(膝下5〜7㎝)ぐらい下の丈が、座ったときに膝頭が隠れる長さになります。
実際にお葬式に参列している方を見てみると膝が完全に隠れる膝下丈の人が多いです。
ふくらはぎあたりまであるロング丈を着用している方は、年配の方が多いです。
以前、お葬式はほとんどがお寺で行われており、今のように椅子に座るよりも畳に正座することのほうが多かったです。
畳に正座した時に膝や太ももが見えてしまわないように、という理由で、丈の長いスカートを着用することがマナーとなっていました。
一方で、今のお葬式はセレモニーホールで行われることが多く、椅子に座ることが増えました。
お寺で行われる場合でも、高齢者の方の足への負担を考慮して椅子を使うことが増えています。
そのため、今は、昔のようにロング丈のスカートでなくても肌の露出が気にならなくなりつつあります。
というわけで、現在のスカート丈の目安は、「椅子に座ったときに膝が隠れる長さ」で問題ありません。
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喪服のスカートの裾上げ方法
喪服のスカート丈は短いよりは長めのほうがマナーとしては◯です。
しかし、若い方が、年配の方のようなふくらはぎ丈の長いスカートをはいていると目立ってしまう場合もあります。
膝下5~7センチよりも長い場合に、裾上げを必ずしないといけないわけではありませんが、気になるようであれば、少し裾上げしておくといいです。
スカートの裾上げ方法にはいくつかあります。
順番に見て行きましょう。
手縫いで裾上げする
針と糸があれば自分で裾上げすることができます。
スカートには「千鳥掛け縫い」が適当です。
×印をいくつも重ねてジグザクに縫っていく手法ですが仕上がりも丈夫でスカートの表側にも糸が目立ちません。
手縫いで裾上げを行うとやり直しができるのが利点ですが、綺麗に仕上げるには時間や技術が必要になるので慣れていない方には難しいかもしれません。
ミシンでする場合には専用のミシンが必要になります。
手縫いの方法はこちらを参考にどうぞ。
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裾上げテープを使う
自分で裾上げを行う場合には「裾上げテープ」を使う方法もあります。
テープには2種類あり折り返した布と布の間に挟んで接着するタイプと折り返した布の端に重ねて上から押さえて接着するタイプです。
どちらもアイロンで上から押さえて接着します。
比較的ズボンやタイトスカートを裾上げするのは簡単ですが、裾の広がったフレアスカートなどは生地がヨレてしまうので技術が必要です。
丁寧にしないと接着するときにズレてしまったり仕上がりの見た目がヨレてしまうことも。
また一度テープで裾上げすると、はずした時にテープ糊の跡が残ってしまうので大事な服にはあまりオススメできません。
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お直し屋さんに出す
不器用で上手にできる自信がない場合などは、お直し屋さんに出すのが一番確実です。
スカートの形によっても価格は違ってきますが、2000円~くらいの価格で裾上げが可能です。
まとめ
喪服のスカート丈についてお伝えしてきましたがいかがでしたか?
基本的には膝下5~7センチ程度が適切となっています。
長すぎて気になる場合は、裾上げをしておくといいでしょう。