ギーはダイエットいいバター!太るって本当?効果的な食べ方を紹介
2020/05/22
ココナッツオイル、アマニオイル、グレープシードオイル…
いろんな健康にいい油がここ数年注目されていますが、今、美意識の高い人たちの間で注目を集めているのはギー(ghee)というバターオイルです。
日本でもモデルのローラさんが愛用しているオイルとしても有名になりつつあります。
美容や健康には、いいオイルを摂取するというのは、最近の常識になっていますが、やみくもに取り入れればいいというものではありません。
そもそもギーはどう体にいいのかを理解して、その効果的な方法を知った上で取り入れるのがベスト。
いくら体や美容にいいバターオイルと言ってもオイル=脂質ですから、摂取量目安をまちがいとりすぎたり、使い方を間違えてしまうと太り過ぎたり自分の望む効果がえられません。
ということで、今回は、ギーを効果的にとりいれる方法、食べ方をご紹介していきます。
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ギー(ghee)とは?
ギーは、インドなどで昔から健康にいいとされ使われてきたオイルで、インドの伝統医学であるアーユルヴェーダーにも滋養強壮にいい「万能オイル」として登場し、インドの油といえばコレ、インドカレーにだって何だって、インド料理には欠かせないオイルなのです。
どんなオイルなのかというと、簡単に言うとバターから作られるバターオイル。
無塩バターを煮詰めて、水分やタンパク質、不純物を除去したものです。
実は、自宅で無塩バターから手作りすることも可能です。
手作りは面倒…という人はご心配なく。
市販のものもあり、日本でも、海外食材を多く取り扱うようなスーパーや大手デパートの食料品売場、ネットなどで購入することができます。
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ギーはバターオイルなのにダイエットにいい!その理由は?
ギーはバターオイルです。
日本人の感覚からすると、バターって太りやすいもの、っていうイメージで、ダイエットにいいという認識はあまりないのではないでしょうか。
しかし、ギーは体にいいオイルとされていて、そして、ダイエットにも効果的だということ…
信じたいけど信じられない…
そんな方のために解説をしていきましょう。
まず、ギーは、バターを材料としているものの、バターではないということです。
バターから不純物を取り去ったギーは、もはやバターとは別物になっている、という認識をしていただくほうがわかりやすいです。
バターとギーの大きく異るところは、「飽和脂肪酸」です。
バターにもギーにも、マーガリンにも、飽和脂肪酸は含まれています。
その飽和脂肪酸は、実は3種類あります。
- 短鎖脂肪酸…エネルギー源として消費されやすく、体内に蓄積されない。免疫力UPに必要不可欠・腸内を整える・肥満予防になる。食べ物で摂取するより体内で生成して増やすよう促すのが一般的。
- 中鎖脂肪酸…ココナッツなどヤシ科の種子の核に含まれる天然成分で、牛乳などにも含まれる。長鎖脂肪酸と比較して4、5倍の速さで分解されエネルギーに変わる。体内にためこみにくい。
- 長鎖脂肪酸…一般的な油(バター・マーガリン・サラダオイル・オリーブ油など)に含まれている。体内で固まりやすく、分解されにくい。体内に蓄積しやすい。
バターは、太りやすいと言われる長鎖脂肪酸を含みますが、ギーは消費しやすく体内に溜め込みにくい中鎖脂肪酸を含みます。
またそれだけでなく、食品から摂取するのは難しいとされている短鎖脂肪酸も含んでいるのです。
さらに、ギーは共役リノール酸という成分を含んでいます。
この共役リノール酸という成分は、体内に溜め込まれた脂肪が分解・燃焼するのを助けたり、体内に脂肪が蓄積されるのを抑制する働きもあります。
つまり、共役リノール酸は、痩せやすく太りにくい体質をつくるのにとてもうれしい成分ということなんです。
ダイエットに効果的なギーの食べ方
ギーのカロリーは?
ギーがダイエットの味方のオイル、ということはおわかりいただけたはず、ですが、じゃあカロリーも低いの?という疑問にお答えしましょう。
ギーの1gあたりのカロリーは、おおよそ9kcalです。
他の一般的なオイルは1gあたりおおよそ7~9くらいですので、カロリーだけを見ると特に低いわけではありません。
ただ、ダイエット中にオイルを完全に抜いてしまうと、女性は特に便秘になりがちだったり肌や髪の毛がぱさついたりしてしまいます。
ダイエットや体型維持に気をつかう人が効果的に脂質をとるには、ギーはとてもおすすめのオイルです。
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効果的なギーの1日の摂取量目安は?
いくら体にいい、万能オイルだからと言っても、摂りすぎるのは厳禁。
脂肪を溜め込みにくいとはいいながらも、カロリーオーバーしてしまうと太ります。
効果的に摂取するための1日の摂取量目安は大さじ2程度です。
また、いくら太りにくいからと言っても、夜眠る前に摂取することは避け、食べた分をその日のうちに消費デキる時間帯に食べるのは、ギーに限らず、脂肪を溜め込まないためには鉄則ですね。
ギーの味や匂いは?
ギーはバターから作られているということで結構味がしっかりしていて用途が限られるのでは?と考える方もいらっしゃるでしょう。
実際のギーは
- ほんのり甘みがある
- コクがある
- まろやか
- わりとさらっとしている
という感じで、あとは、材料となっているバターの種類などによって左右される部分もあるようです。
市販の場合、ものによっては乳製品っぽい香りがするのものや甘さの気になるものもあるようですが、基本的には、くせのないオイルとバターの中間のような位置づけですね。
ギーのおすすめの食べ方
1.完全無欠コーヒー(バターコーヒー)にする
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こちらの本で話題となった完全無欠コーヒー(バターコーヒー)。
本で紹介されている完全無欠コーヒーはちょと一手間かかるものですが、簡単に応用してしまうと、コーヒーにスプーン1杯ほどのギーを入れるだけでもOKです。
その他の飲物にも溶かすのもおすすめです。
飲物で摂取する場合は、朝がおすすめ♪
朝ごはんを抜きがちな人は、とくに朝コーヒーにギーを入れて飲んでみてください。
2.パンに塗って食べる
バターをパンに塗るように、オリーブオイルをバゲットにつけるように…パン×オイルは失敗なしの組み合わせです。
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3.オイルやバター代わりに料理やお菓子づくりにつかう
ギーと言っても基本的には、オイルなので、普通に料理につかって何の問題もありません。
バターほどの甘さやかおりはありませんので、洋食にこだわる必要もありません。
和食につかっても、ほどよくコクが出て案外マッチします。
バターをつかうお菓子づくりで代わりにつかってみてもいいでしょう。
いろいろお好みでチャレンジしてみてください。
ごく普通に毎日の食事に取り入れるには、特別な料理というよりも普段の料理に取り入れるのが一番簡単で、続けられますよ♪
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