プリーツスカートは洗濯でとれる?洗い方や長持ちするお手入れ方法
2020/05/12
プリーツスカートの洗濯方法
プリーツスカートの洗濯方法は「手洗い」か「洗濯機洗い」のどちらかになります。
ひとつずつ洗い方をチェックしていきましょう
手洗いで洗う場合
1.洗浄液を作る
洗面台や洗濯桶などに水またはぬるま湯を溜め、おしゃれ着用の中性洗剤を入れて混ぜておきます。
プリーツスカートの洗濯表示にお湯の温度指定がある場合はそれに従いましょう。
※ただし!熱可塑性のプリーツは熱に弱く、お湯も含めて熱を与えるとプリーツが甘くなってしまう原因になりますので熱いお湯は使わないよう注意が必要です。
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2.洗浄液の中にプリーツスカートを入れ、ふり洗いする
洗浄液ができたら、その中にプリーツスカートを浸します。
この段階では洗濯ネットに入れる必要はありません。
ファスナーやボタンがあるスカートの場合は、型崩れを防ぐためにしっかりと締めておきましょう。
洗浄液の中にプリーツスカートを浸したら、両手でウエスト部分と裾部分を持ちます。
そのまま洗浄液の中で揺らす「ふり洗い」をして、汚れを落としていきます。
3.すすぐ
十分にふり洗いしたら、一度水またはぬるま湯を入れ替えてすすぎを行います。
ふり洗いと同じように、プリーツスカートのウエスト部分と裾部分を持って揺らし洗剤を洗い落とします。
泡でいっぱいになったら、水またはぬるま湯を入れ替えて再びすすぎます。
泡が出なくなるまで繰り返しすすぎましょう。
4.柔軟剤を入れる
すすぎが終わったら、お好みで柔軟剤をいれます。
洗面台や洗濯桶に新しく水を溜めて柔軟剤を溶かし、プリーツスカートを3分ほど浸しておきましょう。
おしゃれ着用洗剤だけでも十分にやわらかい肌触りになりますが、柔軟剤をいれることによってよりふんわりとした仕上がりになります。
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5.脱水する
洗い・すすぎが終わったら脱水をしていきます。
この時にやってしまいがちなのが「手で強く絞ること」。
早く乾かしたい気持ちもあってどうしても絞りたくなるところですが…これはシワができてしまったりプリーツの形が崩れる原因となるためNGです。
しぼらないままハンガーやピンチハンガーに吊るして乾かします。
しかし、「びしょびしょに濡れたままは流石に気になる」という人もいますよね。
その場合は手で優しく絞るか、プリーツスカートを洗濯ネットに入れて短時間の脱水をかけましょう。
長時間脱水すると型崩れしてしまいますので、30秒ほどの脱水でOKです。
洗濯ネットへのいれ方は、無造作には入れず、プリーツスカートを畳んだ状態で大きすぎないネットにいれるようにするといいです。
脱水ができたら、洗濯ネットから取り出してそっと広げ、厚手のタオルを下に敷き、上からもかぶせて挟み、そっと余分な水分を取ります。
6.干す
脱水後は直射日光の当たらない風通しの良い場所に干します。
直射日光が当たり続けると色褪せの原因になります。
濡れたままの状態で、ピンチハンガーなどを使って筒状に干すのがおすすめです。
デニムにもつかえるこんなピンチハンガーだと早く乾きますよ♪
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干すときに、スカートを縦方向にピンと伸ばしてから、手で挟むように叩いておくとシワが伸びます。
乾燥機を使用して早く乾かしたい気持ちもわかりますが、熱可塑性のプリーツにとって熱は大敵。
乾燥機の熱は、プリーツがとれてしまう原因になりますので乾燥機は使用せずに乾かしましょう。
洗濯機で洗う場合
1.プリーツスカートを洗濯ネットに入れる
洗濯機で洗う場合も、手洗いの場合同様チャックやボタンの締め忘れがないか確認しましょう。
また、プリーツスカートを洗濯機で洗濯する時は、型崩れやシワを防ぐために必ず「洗濯ネット」を使用します。
洗濯ネットの大きさは、折りたたんだプリーツスカートがぴったり入るものを選びましょう。
多少の隙間があってもかまいませんが、あまり大きい洗濯ネットを使うのはNGです。
洗濯ネットの中でプリーツスカートが動いて型崩れを起こしてしまいます。
洗濯ネットに入れる時は、三つ折りにしたあとネットに入る大きさに丸めるようにするとシワになりにくいです。
2.ドライコースで洗う
おしゃれ着用洗剤と柔軟剤を使用する場合は柔軟剤を一緒にセットし、「ドライコース」「おうちクリーニングコース」など優しく洗えるコースを選んで洗濯を開始します。
このとき、脱水までコースでセットしてしまうと、脱水が長すぎる可能性があるので、可能であればすすぎまでのセットにしましょう。
3.30秒ほど脱水する
型崩れやシワを防ぐため、脱水は30秒ほどの短い時間に留めます。
脱水が終わったら洗濯ネットから取り出し、厚手のタオルなどを使って挟んでやさしく余分な水分を取りましょう。
手洗いのときと同様、自分の手でしぼってしまうのは厳禁です。
4.干す
手洗いの時と同様、濡れた状態のまま形を整えてピンチハンガーなどにかけます。
その後、色褪せの原因となる直射日光を避けて、風通しの良い場所に干しましょう。
熱可塑性でのプリーツ加工は、熱に弱いので、早く乾かしたい場合でも、乾燥機の使用は避けて下さい。
熱を与えるとプリーツがとれる原因になります。
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プリーツスカートの保管方法
吊って保管する場合
プリーツスカートが乾いたあとは、ハンガーにかけた状態のまま吊って収納するのが一番です。
100均などにもスカート用のハンガーが売っていますので、持っていない場合は揃えることをおすすめします。
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↑こういうタイプのハンガーを利用すると、素材によってはウエスト部分にクリップあとがついてしまいます。
気になる方にはこちらのタイプもおすすめです。
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畳んで保管する場合
どうしてもたたんで収納したい場合は、タオルを使用する保管がおすすめ。
普通に畳んで収納すると、折り目(シワ)がついてプリーツが乱れやすくなります。
1.「バスタオル」又は「フェイスタオル」を用意する
フェイスタオルの場合は、縦半分に折ったプリーツスカートが収まるくらいの大きさのものを選びましょう。
2.タオルの上にプリーツスカートをのせる
バスタオルの場合はそのまま広げて乗せます。
フェイスタオルの場合は縦半分に折って乗せます。
プリーツを整え、ウエスト部分から裾部分に向かって、タオルごとくるくると巻き、そのまま収納します。
まとめ
プリーツスカートの洗い方や、長持ちするお手入れ方法についてお伝えしましたがいかがでしたか?
正しい洗い方・収納の仕方で洗濯を行えば、プリーツは長持ちします。
熱可塑性で加工されたプリーツは比較的長持ちするのですが、大敵は熱ですので熱を与えないことも大事ですよ。
プリーツが取れてしまうことに悩んでいる人は、ぜひこの洗濯方法を参考にして、お気に入りのプリーツスカートをキレイな状態で長く愛用してくださいね。
ここまで丁寧にするのは面倒…という方や、もうすでにプリーツがとれかけてしまっていてこれ以上自宅で洗濯するのは不安という方は、プロにお任せしましょう。