体にいい入浴法ベスト5半身浴はよくない?悩み解消入浴法冷え性加齢臭など
2020/06/05
10月15日放送のフジテレビ系「バイキング」にて特集された「温泉療法専門医早坂信哉先生が教える風邪冷え性むくみ対策!体に良い入浴法」をまとました。
お風呂の新常識!体に良い入浴法ベスト5
お風呂って毎日入りますが、正しいお風呂の入り方って知っているようで知らないですよね?
こだわりのある人から、ただ洗うことができればそれでいいっていう人まで、お風呂に対しての気持ちは様々ですが、いくらこだわりがないからって、明らかに体によくない入浴法をしているのだとしたら改善したいでしょう。
こだわりのある人は、自分のこだわりが正しいこだわりなのか気になるところです。
ということで、今回は、体にいいお風呂の入り方をご紹介します。
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第5位 寒い日こそぬるめのお湯に入る
一般的に、熱い時期はぬるめのお湯に、寒い時期は熱いお湯に、入っている方が多いでしょう。
とくに寒い時期は、お湯の温度を熱めにして、おふろ上がりにほかほかでいたいものです。
しかし、体のことを考えるのであれば、寒い時期でもお湯の温度は41℃くらいまでがベスト。
41℃までのお湯ですと、リラックス効果が期待できます。
それ以上のあつめのお湯になると、リラックスどころか体が興奮状態になり血圧も上がってしまうのです。
熱いお風呂は血液の粘度も上がり体によくありません。
40℃のお湯に10~15分の入浴がおススメ。
長く入りすぎると皮膚が乾燥したりマイナス面もありますので入浴時間も適度な長さでとどめておきましょう。
第4位 風邪でも入浴するべき
風邪のときはお風呂に入らないほうがいい、とよく言われてきましたが、実はお風呂に入ったことにより風邪が悪化するというデータはありません。
体温を上げることによって免疫力を上げる効果もあるので、高熱があったり、医師から止められていなければ、入浴はさしつかえありません。
ただし、熱いお湯や長時間の入浴は体力を消耗してしまいますので、40℃くらいのお湯で10~15分くらいにとどめておきましょう。
注射したときにお風呂に入るのはダメ?
注射をしたときもお風呂に入ったらダメだとよく言われていました。
実際は、予防注射のようなものだと入浴は問題ありません。
肩やひざの関節にする注射などをした場合は、入浴は控えてください。
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第3位 食事直後の入浴はダメ
夕食後すぐにお風呂に入るという生活パターンの人は少なくないと思います。
しかし、これは消化不良につながることもありあまりよくありません。
食後は消化するために血液が胃腸に集まります。
入浴することで血液が胃腸より体の表面に集まってしまうので消化不良になりやすいんです。
食後は、少し休んで消化がすすんでから、食後30分~1時間以降にお風呂に入るようにしましょう。
第2位 半身浴より全身欲
半身浴が体にいい、といつのまにかそういうイメージが定着しています。
全身欲よりも半身浴のほうがよいと思い込み、毎日半身浴をしている人もいますよね?
実際には、健康な人であれば、半身浴より全身浴のほうが体にはいいんですよ。
半身浴より全身浴のほうがいい点は…
- 温熱効果
- 新陳代謝がよくなる
- 痛みの改善
- 浮力が強くなることでリラックス効果
となっています。
これだけ利点がありますので、健康な方はぜひ全身浴をしましょう。
全身浴よりも半身浴のほうがいい人は?
心臓や肺が悪い人やお年寄りなどは、全身浴は水圧がかかりすぎるので体の負担になることもあります。
心臓や肺が悪い人、お年寄りなどは、全身浴よりも半身浴をするようにしてください。
第1位 肌に悪い1番風呂は避ける
一番風呂は体によくない、というのも昔からよく言われてきたことですよね。
これにはちゃんとした理由があります。
日本の水道水は、成分の濃度が非常に薄いです。
水道水でお風呂をためると思いますので、この場合、薄い中に濃い成分(人間の体)が入ると、薄める作用が働いてしまいます。
つまり浸透圧の関係で、1番風呂は肌に刺激が強いということになります。
2番目以降のお湯は、汗などでお湯の成分が濃くなり肌への刺激がやわらいでいます。
こういうことを知っても、一番風呂に入らないといけない場面は出てきます。
そういうときは、入浴剤などを入れると刺激をやわらげることができます。
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お湯を2日使うのはいい?
湯船にせっかくためたお湯。
一人暮らしだったり、家族の人数が少なかったり、節約のためだったりで、お風呂のお湯はおいておいて、2日つかおうと考える方もいます。
しかし、これはよくありません。
お風呂のお湯は時間がたつと雑菌が繁殖したりするからです。
もったいないと思っても、1晩でお湯は抜いてください。
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体のお悩み別おススメ入浴法
冷え性
- 40℃で3分入浴
- 手足に30℃のシャワーを10秒 冷水でなくてややぬるい水でOK
- 1と2を交互に5セット繰り返す
冷水で交感神経を刺激して、自律神経が整います。
むくみ
20~30分間 40℃で全身浴(もっとぬるくてもOK37℃くらいまで)
足に水圧がかかり血液が心臓に戻ることでむくみが解消します。
また、入浴中に、足を曲げ伸ばしすることで、より血液が心臓に戻るためむくみ解消UPにつながります。
加齢臭
朝 41℃のシャワーを1分浴びる
加齢臭の原因は、主に胸や背中の皮脂。
朝一度この皮脂を流すことで夕方くらいまで効果があるそうです。
また、長く浴びても効果は変わらなかったそという研究データがあるそうです。
朝の貴重な時間の1分で効果があるとなるとお手軽に実践できますね。
ダイエット
運動前に入浴する
お風呂に入って汗をかくだけではダイエット効果はさほどありません。
運動前に入浴で代謝を高めることで、エネルギー消費があがります。
よく、運動し始めて20分後から脂肪が燃え始めるといいますが、この20分を短縮することができるというわけです。
更年期障害
同じ時間に入浴する
40℃で20分(5分⁺5分⁺10分)入浴 合間に一度湯船からあがって分割入浴
毎日同じ時刻に入浴することで、自律神経の働きを正常へ戻すことができます
まとめ
一時期半身浴が流行したせいでぬるめのお湯に長くつかることがいいと思い込んでいる人も多いと思いますが、実はそうではないという正しい入浴法は、目からウロコの話ばかりではなかったですか?
入浴だけで悩みが解消するのならば、入浴タイムを有効に使いたいですし、今日から実践できるものが沢山です。
ぜひおためしくださいね。