喪服にスエードやエナメルパンプス、革製はNG?靴のマナーを解説
2020/05/13
突然の訃報があった時、葬儀に参列する準備は整っていますか?
喪服はこういうもの、というマナーを知っていても、案外知っているようで知らないのが靴のマナーです。
黒ければなんでもいいんじゃないの?
黒い靴は持ってるからこれで大丈夫!
なんて思っているあなた!
それではマナー違反になってしまう可能性大です。
素材やヒールの高さ、形など、実は細かいマナーが存在しています。
ここでは、女性が喪服に合わせる靴、パンプスのマナーをお伝えしていきます。
どんな靴がNGなのか?
きちんとおさえておきましょう。
スポンサードリンク
葬儀に適さない女性の靴は?
適さない素材について
素材 | 理由 |
エナメル | ピカピカしていて葬儀にそぐわない為 |
クロコダイル | 生き物の殺生を連想させる革素材の為 |
ベロア | 布地ではあるものの、光沢があり葬儀にそぐわない為 |
スエード | 生き物の殺生を連想させる革素材のため |
光沢のある革 | つやつやしすぎると葬儀にそぐわない為 |
適さない靴の種類について
スニーカーなどのカジュアルなものはNG。
かちっとした形であっても、ローファーなどもNGで、ぺたんこの靴は適しません。
基本はヒールのあるパンプスが好ましいですが、実際には、妊娠中、お子さん連れなどの場合は、ローヒールでも例外的に許される場合も多いです。
ヒールのある靴であっても、バックストラップタイプのものや、つま先の出るサンダルのような形はNGです。
適さないヒール
ヒールのあるものであっても、ヒールの形にもマナーがあります。
ウェッジソールや厚底はNG。
その他、カジュアルなものや流行のヒールの形は全般的にNGです。
オーソドックスな定番であっても、ピンヒールなど細すぎるヒールはNG。
ほどほどに太さがありつつカジュアルではないヒールがベスト。
ヒールの形に関係なく歩くときにカツカツと音が響くものは全般的にNGです。
ヒールの高さは細かく指定はありませんが、高すぎるヒールで歩くときに音がするようであれば、避けましょう。
一般的には7センチくらいまでが無難とされています。
スポンサードリンク
適さないトゥの形
パンプスと一言で言っても、つま先の形も様々です。
つま先のあいているオープントゥはNG。
先のとがったポインテッドトゥもNG。
丸いラウンドトゥ、四角いスクエアトゥ、ポインテッドトゥほどはとがっていないアーモンドトゥから選ぶのが無難です。
葬儀に適した靴のおすすめ
基本的には、黒のプレーンパンプスが喪服時には適しています。
本来は、革製のものは殺生イメージがあるためNGなのですが、布製のパンプスはとても少ないため、時代とともにマナーはゆるやかになっています。
現在では、レザー製(本皮やフェイクレザー)のものであっても、つやの無いものであればOKとなっています。
装飾などの無いシンプルなデザインで、足首にストラップは付いていても構いませんが、留め金部分に光る素材は使われていないものを選ぶようにしましょう。
足首にストラップがついているデザインのものでも、ストラップだけが外せるものもあります。
その場合は喪服時にはストラップをはずして着用するといいでしょう。
そのほか、注意するべきところは、歩きやすさです。
歩きやすく立ちっぱなしでも疲れにくいものを選ぶようにしましょう。
ラウンドトゥパンプス
|
スクエアトゥパンプス
|
アーモンドトゥパンプス
|
まとめ
葬儀に出席する機会というのは、そう度々あることではありません。
喪服は、一応持っていても、いざ着用するときにサイズがかわっていたり、自分の年代に合わないデザインだったりして、長い間同じものを着用できないことも多々あります。
しかし、靴はそんなに大きくサイズがかわることはまずありません。
喪服時に着用する靴は流行に左右されない形のものですので、1つ持っておくといざというときに慌てずにすみますよ。