喪服のときにカフスボタンやタイピンはつけるか?チーフはなし?
2020/05/13
男性の喪服は、漆黒のスーツ上下姿…ということで、女性よりもイメージのわきやすいものですが、カフスボタンやタイピン、チーフなど細かいマナーはおさえていますか?
一見ちゃんとしているように見えても、ちょっとした小物で「マナー違反」とされてしまうと残念ですし、故人に失礼でもあります。
ということで、今回は、男性の喪服着用時の小物のマナーについてお伝えしていきます。
タイピンや、カフスボタン、チーフなど、いまいちどご確認ください。
カフスボタンはどうする?
カフスボタンとは、シャツやブラウスの袖口の装飾具です。
昔はカフスボタンは結婚式やパーティなどの特別な日につけられてたものですが、今ではビジネスシーンでもおしゃれの1つとしてつけている方もいらっしゃいますね、
カフスボタンをつけるシャツは普通のワイシャツとは袖口の形状が違い、シングルカフ、ダブルカフと2種類あります。
カフスボタンは喪服の場合でもつけることができますが、決められたマナーがありますのでそれぞれ解説していきます。
シングルカフの場合の喪服のマナー
シングルカフは、袖口にあらかじめボタンとボタンホールのついている形状です。
一番オートドックスであり一般的です。
シングルカフはビジネス用や冠婚葬祭用に用いられることが多いです。
お持ちのブラックフォーマル用のシャツの袖口がシングルカフでカフスボタンで留める形状の場合、カフスの色は必ず黒色のものを用いましょう。
ダブルカフの場合の喪服のマナー
ダブルカフは、ボタンがついておらず、カフスのみで留める袖口の形状です。
長めの袖を追って二重にしてカフスで留めて着用するタイプです。
袖口が二重になっていて目立つうえに、カフスを使用しなければ袖口が止まらない特徴があり、華やかな印象となるためお通夜や葬儀にはやや不向きです。
ダブルカフのブラックフォーマル用のシャツをお持ちの場合で、やむなくカフスを付ける場合は、留め具の部分はシルバーのものを選びましょう。
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タイピンはどうする?
タイピンは装飾品の部類に入るので、喪服時はなるべくつけないほうがいいです。
しかし、タイピンはスーツ着用のままでの食事や、作業時に、ネクタイが垂れることを防ぎ便利です。
お通夜やお葬式などの喪服着用時、光り物のアイテムの着用はマナーとしてはNG。
どうしてもタイピンが必要な場合は、黒やグレーなどの地味な色合いで、光沢のないマットなものを選びましょう。
チーフはいらない?
急なお通夜や葬儀に駆けつける一般の参列客の場合は、正喪服ではなく、準喪服であるブラックフォーマルにて出席します。
お通夜やお葬式の喪服において、チーフはNGです。
ただし、格式の高い葬儀への出席や、喪主や遺族といった場合で正喪服である燕尾服を着用する際はチーフや手袋の着用が基本となっています。
その場合のチーフや手袋は、黒無地で光沢のないものを選びます。
お通夜やお葬式での一般の参列客は正喪服よりも格式の低い準喪服、略喪服での出席となるため、喪服ではチーフは外して出席しましょう。
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まとめ
喪服のカフスボタンやタイピン、チーフなどのアイテムのマナーについて紹介してきましたがいかがでしたか?
あくまでもお通夜やお葬式は故人を偲ぶ場であり、おしゃれをして出席をするものではないので、小物類で必要ないものは身につけないことが基本です。
今は喪服のレンタルもあり、即日発送なども対応していただけたりと、とても便利です。
レンタルですと小物類もまるまる一式セットになっていたりしますので、レンタルの手配さえすればその他に用意するのは黒の靴下くらいですみますよ。