世にも奇妙な物語貼られる!レッテルに狂う成宮の感想と結末のネタバレ

      2017/01/08

2016年10月8日放送「世にも奇妙な物語 秋の特別編」。

成宮寛貴さん主演の「貼られる!」のあらすじと感想をまとめてます。

貼られる! あらすじ

椎名(成宮寛貴)は東邦オーシャン銀行丸の内支店に勤めている。

椎名はやり手なのだが、部下たちを馬鹿にしていた。

ある日、椎名は半田運送へ。

半田運送の社長は融資をしてもらうために、社員の前で、椎名に土下座をした。

それを見て、椎名はこんなふうにかんたんに頭を下げるから業績も下がるんだ、と思った。

憐れな男だと思いつつも「検討します」と言葉をかける椎名。

しかし、検討する気はそもそもない。

「検討したけど難しい」とだけ電話で返事をして終わり。

ある日、椎名はタクシーで帰宅した。

その日のタクシー料金はいつもよりも大幅に高く、思わず「ええ!いつもは3000円でつくのに」と言ってしまう。

だが、きちんと支払いをして、お釣りも断って降りた。

タクシーを降りた椎名は自分に「難癖つけるクレーマー」というシールが貼ってあることに気づく。

シールにはさっきの運転手の名前も書いてあった。

剥がそうとするも剥がれない。

タクシー会社に電話をし「変なシールを貼られた」と言うが、運転手は「貼ってない」の一点張り。

話にならないので、「もういい」と電話をきった。

洋服を脱いでシャワーを浴びる。

服についていたはずのシールは自分の胸にもついていた。

しかも剥がれない。

そして、着替えたら、その服にうつる。

次の日、部下にシールのことを聞くが、部下には見えていないようだ。

その日の会議で、部下の日下部(戸塚純貴)が半田運送の融資を考えてあげてほしいと言い出す。

椎名は「慈善事業ではない」とばっさり。

すると、「冷血クソ人間」と書かれたいシールが椎名に張り付いた。

日下部の名前が書いてある。それだけでなく、「ナルシスト」「偉そう」などという部下の名前の書かれたシールが沢山はりついてきた。

椎名は、これはレッテルだと気づく。

「お前は俺のこと、冷血クソ人間って思ってるのか」と日下部に問い詰める。

「僕は椎名さんのことを相当な冷血クソ人間だって思ってます」と日下部は白状した。

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その日の飲み会。

「椎名さんさすが」「椎名さん本当理想リーダーです」と部下たちは口々に褒めてくれるものの、椎名には、部下たちが愛想よくしているのは表面だけで実際は相当ひどいレッテルを貼っていることを知っていた。

部下たちが椎名に貼っているレッテルは全てマイナス評価なのだ。

「俺は、お前らをいっぱしのバンカーに育てようと俺なりにがんばってきた」と椎名は話し始める。

すると、レッテルはさらにひどい内容のものに変わっていく。

思わず話をやめて「すまない」と謝る椎名。

そして、その日の飲み会の支払いは椎名がすることにした。

すると、「太っ腹な上司」とレッテルが変わった。

椎名は気づく。

レッテルの内容は行い次第で、いいものにも変えることができると。

次の日から、椎名はレッテルをいいものに変えようとして、部下たちの機嫌をとるための行動ばかりをした。

仕事を手伝ってやったり、差し入れをしたり、自分はコーヒーをいれてあげたり。

するとレッテルはいいものにかわっていった。

椎名は、もっといいレッテルに変えたいと思うようになっていく。

ある日、半田運送の社長が、会社に乗り込んできた。

「融資を考えてください。融資してもらえないとうちの会社はつぶれます」と必死な社長。

「いい加減に「してください。できないものはできない」と椎名はつっぱねる。

すると「心無い若者」と社長の名前のレッテルが貼られる。

それだけでなく、せっかく好評価にかわっていた椎名のレッテルはあっと言う間に悪いものばかりになってしまった。

椎名は「融資を考えましょう。このままでは認可がおりませんので、もう一度業績を上げる策を練りましょう」と社長に言った。

社長は喜んで帰っていく。

そして、椎名のレッテルも、また好評価のものに変わったのだった。

そうして、その後、半田運送の融資が決定した。

それを伝えると、社長や社長の娘、社員たちは喜んだ、

しかし、その半面…

日下部が担当する会社の粉飾決済が判明。

経験の浅い日下部の責任というよりも、これは椎名の監督不行き届きということになってしまう。

上司たちは「君を助けたい」だの優しい言葉をかけてくるが、実際のレッテルには「終わった部下」「切り捨てるべき部下」と書かれている。

部下たちもなぐさめの言葉をかけてくるが、全てのレッテルはマイナスのものに変化していた。

椎名自信も落ち込んでいたのだが、日下部は「辞めたくないです。せっかく仕事が楽しくなってきていたのに…でも誰かが責任をとらないといけないし」と言ってくる。

椎名は「部下を守るのも上司の仕事だ」と言葉をかけるが、日下部の貼ったレッテルは、「だまされやすい単細胞」というものだった。

しかし、日下部は涙を流して「ありがとうございます」と言ってくる。

椎名は、そのレッテルと行動のギャップに、誰も信じられなくなってしまう。

東邦オーシャン銀行を辞めることとなった椎名だったが、その後、新しい就職先はなかなか決まらなかった。

面接を受けるものの、面接官からのマイナス評価のレッテルを見ると、面接途中で「もういいです」と帰ってしまったりするからだ。

椎名はマいつのまにかイナス評価のレッテルを大量に隙間なく貼られていた。

就職できない椎名は、お弁当屋さんで深夜バイトを始める。

お金もないので、家も家賃の安いところに引っ越し、弁当やさんのあまったお弁当を持って帰り、食べるような生活をしていた。

椎名は、レッテルの重圧に苦しんでいた。

マイナスのレッテルだらけの自分。

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レッテルをはがそうともがいていると、重なったレッテルの下のほうから、半田運送の社長のレッテルを見つけた。

社長のレッテルは、今も好評価のままだった。

椎名は、半田運送に行くことにした。

「椎名さんですか」と半田社長の娘が声をかけてきた。

娘は椎名を家に上げた。

そして、社長は3ヶ月前に亡くなったと言った。

社長はずっとガンを患っていて入退院をくりかえしていたのだという。

融資をしてくれと必死になっていたころ、すでに社長はガンと闘っていた。

娘は、社長が椎名に感謝をしていて、椎名が会社を救ってくれたと話していたと言った。

椎名は、素直に、いいレッテルを貼られたいために融資をした、社長の気持ちは考えていなかったと言った。

そして「本当にすいませんでした。」と泣きながら、土下座をして謝った。

娘は「そんなことありません。お父さん言ったんですよ。椎名さんは父さんの恩人だって」と言ってほほえんだ。

椎名は涙がとまらなかった。

すると、椎名に貼られていたマイナスの大量のレッテルが次々とはがれていった。

社長のレッテルには「あなたがいてくれてよかった」と書かれていた。

この日を境に、椎名にレッテルは見えなくなった。

レッテルを気にして仕事や以前の生活は失ってしまったけれど、椎名はそのかわりに得たものもある。

半田社長の娘と結婚し、家庭を築き、女の子が生まれて、今は椎名自身も半田運送で働いている。

今はこのささやかな幸せを守りたいと思っていた。

レッテルなんてもう気にしない…そう思っていたある日。

椎名は自分の娘のまりに、おねだりをされた。

「我慢しなさい」と言うと、椎名の背中に「ケチ」というレッテルが貼られる。

椎名は、それを気にして、「なんでも買ってあげる」と言ってしまう。

まりは喜んだ。

まりの貼ったレッテルは、「パパ大好き」に変わったのだった。

感想

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原作と設定もなにもかも違います。

原作というよりも、原案という言い方が正しいくらいですね。

レッテルが見える主人公がそれを気にして…という流れは同じです。

でも、原作のほうが、心があったかくなる感じで、奇妙さは少ないです。

世にも奇妙な物語風にアレンジした、その狂った感じを強めたのが成宮さんバージョンだと感じます。

まあでも、多少の普段のレッテルはおいといて、上辺の言葉と、実際のレッテルの内容に差があれば差があるほど、人を信じられなくなるのは仕方ないとも言えます。

そこまでの状態でも「気にしない」と思える強さはなかなかないでしょうし、結局のところ、人間は他人からどう見られているのかを非常に気にしています。

極端な話、SNSなどでリア充自慢するようなのってその極みですよね。

実際のその人とはかけ離れた、演じているごく一部分だけを見せていても、それを見た人から沢山のいいねをもらったり、褒め言葉のコメントがつくことで、好評価のレッテルを貼られているのと同等の満足感を得ているのですから。

結局、レッテルは全てではないということです。

一時的な評価であって、全体の評価ではない。

そして、本質的な評価ではなくて、ある一面に対しての評価であるということ。

それを全面的に鵜呑みにし、一喜一憂するのはおかしい話です。

誰にだってマイナス一面はきっとあるし、人間そんなにできた人ばかりではない、万人受けするわけでもない。

相手もそれぞれで、いろんな感じ方をするわけですから。

結局レッテルを気にしすぎて、大事なものを失っていくなんて、ナンセンスとしか言いようがなく、他人の目にしばられずぎず、それを開放できたときに、レッテルの呪縛から解き放たれるという感じなんですよね。

椎名もそうやって解き放たれたのですが、パパになるとかわいい娘の評価だけが気になるっていうオチは、かわいらしくてわらっちゃいますね。

世の中の娘を持つパパはそういうものなのかもしれません。

貼られる!の原作ネタバレはこちら。

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