下剋上受験の原作ネタバレ小説は実話!あらすじ結末合格したのか?

      2017/04/06

TBS系金曜22時「下剋上受験」。

阿部サダヲさん✕深田恭子さん夫婦が娘を超難関私立中学へ入れようと奮闘する物語です。

このドラマには、原作小説があります。

正確には、小説(フィクション)ではなく、実話です。

下剋上受験 桜井信一

ここでは、この原作本のあらすじ結末などネタバレをまとめています。

※この記事内で、「中卒」と言う言葉が多用されます。

その言葉の意味やニュアンス、使い方などは中傷目的ではなく、原作本に基づいたものでありますことをご理解ください。

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下剋上受験[文庫版] ―両親は中卒 それでも娘は最難関中学を目指した!

下剋上受験/桜井信一(ドラマ原作本)の主な登場人物

・桜井信一(さくらいしんいち)

中卒。両親も中卒。

高校には進学したものの高1の夏休み前に中退。

就職したものの数え切れないほど転職をしている。

現在怪しい仕事をしているわけでもないが、自分が中卒で苦労したりしていて、娘には中卒になってほしくないと強く望んでいる。

・桜井香夏子(さくらいかなこ)

中卒。両親も中卒。

箱詰めの軽作業のパートをしている。

・桜井佳織(さくらいかおり)

小学5年生。

純血の中卒家系に生まれた子供。

勉強は嫌いではない。

学校では100点をとってかえってくることもある。

原作小説 あらすじ

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佳織が5年生の全国小学生テスト

佳織が小学5年生の2011年6月。

佳織は四谷大塚の全国小学生テストを受けた。

無料だからと受けたもので、その結果がかえってきた。

ひょっとすると、結構いいかもしれない…そんな期待があったものの…

4教科の平均偏差値は41。

26,393人中の順位は20☓☓☓番。

後ろから数えたほうが早い順位だった。

「これって遺伝だよね?」と香夏子。

信一は、「このままじゃまずい」と考えていた。

塾などを検討するべきだな、と思うものの、香夏子は小学生から塾なんて…とそう考えている。

信一は、どうにかするために調べることにした。

ネットサーフィン。

信一は今まで高学歴の人たちとかかわらずに生きてきた。

だが、ネット上では、高学歴の人たちの会話などを簡単に見ることができる。

中卒の信一にとって、高学歴の人の会話で使う語彙にまず驚いた。

そして、それだけでなく、高学歴の人の年収、職業、考え方、食生活などを知ってしまった。

それは信一にとって、想像以上の幸せの形だったのだ。

信一は、努力をせずに中卒になってしまった自分や香夏子が今こういう生活をしているのは仕方がないとしても、娘の佳織をこのまま同じようにしてはいけない、とそう強く思うようになった。

信一自身、人生つらいことばかり、羨ましいことばかりだった。

生活のために労働をするが、その労働にはやりがいもない。

そんな人生で1つだけ嬉しかったことが、娘・佳織に出会えたことだった。

中卒の自分たちのところにやってきてくれ佳織にお礼は何がいいだろうと考えているだけで何年も経ち、今になってしまった。

佳織のために、親としてしなければいけないこと…それはこの流れをとめること。

佳織を中卒にして、自分たちみたいな苦労をさせないこと…。

中卒が中卒を産み…という負のスパイラルを止めること…。

信一は香夏子と話すことにした。

香夏子は「小学生から塾に通わせるようなことは嫌い」「佳織を高校には行かせる」「まあまあの高校に」「今も自宅でドリルなどを買ってさせている。がんばってるんだから」と言った。

しかし、自宅でいくら勉強をしているとはいえ、中卒の親じゃ教えられないこともある。

現に香夏子は分数の計算がろくにできないレベルだ…

塾に通わせようとしていた信一の意見に、香夏子は反対したのだが、信一は、香夏子の反対を無視して、自分の中で決心する。

「絶対にこの流れを食い止める」と。

それなりの高校

信一も本当は、佳織なら中卒なんかにはならず、それなりの高校に行ってくれるのではないかと考えていた。

よく見かけるそれなりの高校の名前をネットで検索してみた。

賢そうに見えるそれなりの女子高生が通う高校…しかし、その学校の進路実績の数字は実にぱっとしないものだった。

信一は、中卒の自分と比較すると、それなりの高校を出た生徒の人生はバラ色なのだろうと想像していたのだが、その学校の卒業生はバラ色の人生を送っているようには思えなかったのだ。

「1番頭のいい高校」と検索してみると、高校の偏差値一覧表が出てきた。

それによると、信一がそこそこの高校だと思っている高校は偏差値60だった。

信一にはその数字が示すものがよくわからなかった。

上には上がいるし、下には下もいる…そこそこの高校は、中の上、上の下、そのあたりに思える。

その高校の卒業生は、わざわざ遠方の大学へ進んでいる。

近くにはたくさんの有名大学があるというのに。

よくわからないなりに、ぱっとしない気がしてならないのだ。

同じくらいのレベルの高校の合格実績も見てみたが、同じくぱっとしないものに思えた。

次に信一は、進学塾のサイトをいろいろと見てみた。

そして翌日、その塾のうちの1つに電話をしてみた。

そこそこの高校について聞いてみることにしたのだ。(信一の地域のそこそこの高校=A高校とする)

「A高校って大したことないんですか?」と信一。

「そんなことないですよ、いい高校です」と塾。

「でも合格実績が大したことない気がして」と信一。

「優秀層は中学受験で大量に抜けてしまいますから、公立の高校は私立の中高一貫教育にはやはり負けてしまうかもしれません。難関校は、中高一貫が強いです」と塾。

その言葉を聞いて、信一は、佳織を中卒にしないと考えていたが、それだけでなく何か違うと思いはじめていた。

優秀層が中高一貫の私立へ行くと言うことが気になって、次に、小学生専門の塾に電話をしてみることに。

「教育熱心なご家庭はほとんど中学受験をすることは事実です。ですが、公立中にも優秀な子はたくさんいます」と塾は説明した。

「中学受験をお考えですか」と塾に聞かれると「はい、検討しております」と思わず信一はこたえる。

信一は有名塾に実際に行ってみた。

中学受験の世界、それはお金を湯水のごとくばらまく世界だった。

信一はそんな世界に惹かれていく。

有名塾に行き、パンフレットをもらうことになれてきたとき、本格的に話を聞いてみることにした。

佳織の偏差値41のテスト結果も用意して見せた。

塾の先生は、中学校の偏差値一覧を開き、下半分を指さし「今はここくらいですが、塾にも行ってないのでやむをえないでしょう。5年生ですからやや遅いですが、頑張れば大丈夫でしょう。うちは個別指導もありますし併用すれば大丈夫ですよ」と言った。

そして、頑張れば「このあたりも狙えます」と指さしたのは偏差値50あたりだった。

話の最中、先生の指は偏差値53あたりまで上がることはあってもそれ以上には上がらなかった。

(中学受験の偏差値は受ける人が少ないので、実際高校の偏差値に比べて10程度低くでる。つまりは中学受験の偏差値53は高校受験の63レベルくらい)

「そのあたりの学校の合格実績は?」と信一。

「マーチに進学する子も多いですよ」と塾の先生。

信一はマーチ大学なんて聞いたことないし!と思った。(マーチとは明治・青学・立教・法政のこと)

そしてなんだかその塾の先生の言うことは信一の胸には響かなかった。

その後も信一のネットサーフィンは続く。

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目指すのは普通ではなくエリート

信一は気づいた。

自分が理想としているところ、目指す場所はエリートだということに。

佳織をエリートにしたい。

なのに、塾の先生は、普通の私立中学をすすめてくるのだ。

中学受験をするだけでもすごいことなのに、それだけではエリートにはなれない。

なのに、中学受験のためにお金を湯水のように使う人がたくさんいて、なのに、その見返りはエリートではなく「普通」なのだ。

入塾だけでも妻のパート代より高い。

それに加えて月々4マン5マンは平気でかかるし、夏期講習だなんだとなれば10マン20マンとお金がかかる…

信一は、普通のためになぜ親はそこまでしてお金をかけ、中学受験に熱狂するのか…研究してみた。

その結果わかったことは、みんな子を思う親だということだ。

だがその親にも2種類あり、本当に子供のことを考えている親と、子供のためと言いいながら自分のためになってしまっている親といる。

今の信一は後者だった。

それに気づいて猛省した。

親は子供の黒子のような存在でなければいけない。

子供の手をひくのではなく、子供の行く道にそっと先回りをして里程標を示してあげるような親でなくてはならない。

信一は思った。

自分は放任主義の親のもとで、いろんなことを知りそこねてそだった。

ライオンの子供が崖から落とされ、自分で這い上がるという話をされ、そのように、親は何も干渉せずに信一を育てた。

それが、お前のためだと言われた。

将来の夢の話はほとんどなく、親の苦労話を聞かされて育った。

信一は自分の親の考え方、育て方を否定するつもりはないが、自分は他の方法で佳織を育てたいと思っていた。

佳織と一緒に崖の前に腰をおろし、これからの人生についてゆっくり話し合い、もし落ちる必要があるなら一緒に転げ落ち、這い上がるなら一緒に這い上がる親になりたい。そして、一つの挑戦が終わるごとにまたその先の世界を一緒に想像する友になりたいと思った。

苦労の話なんてせず、娘には前をずっと見て、夢の話ばかりしてやりたい。

信一は自分の親としての役目の果たし方をもう一度見直すことにした。

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入塾テスト

2011年7月。

佳織はある塾の入塾テストを受けた。

5年生の夏休みは受験を希望するものにとっては大きく遅れを取り戻すためのラストチャンスとも言われる大事な時期だ。

入塾テストを受けた佳織は「簡単だった」とかえってきた。

テストの結果が出ると、信一は塾に呼ばれた。

佳織のテスト結果はさんざんだった。

半分もできていない。

しかし、塾には入れるという。

これじゃ、塾の1番下のクラスには誰でも入れるということか…これじゃあ結局、大金をかけたところで適当な私立中学を受験するだけでおわってしまう…信一は塾の申し込みはせずに帰宅した。

それからも、奇跡的に成績を上げてくれるという塾に問い合わせをしてみたが、結局はいいようにセールストークをされ、最終的には本人の頑張り次第と言われるだけ。

信一はまたネットで情報を探した。

その中で、エリートである私立中学を検索した。

偏差値一覧の1番上にある中学校。

桜蔭(おういん) 偏差値72

(つまり高校レベルで換算すると偏差値82程度)

学校のHPも見る。

卒業生約230名に対して、毎年60人~70人の東大合格者を出している。

それだけでなく100名以上が、慶応や早稲田に合格しているのだ。

これがエリートだ。

翌日から、この学校について調べた。

桜蔭は、女子校だが、中学受験の最高峰。

そして、中学受験で桜蔭に多数の合格者を出している塾に問い合わせた。

桜蔭は、学力試験と面接が受験で課されているが、基本的には面接はネガティブチェックのためであり、学力が合格レベルであり、学費が払えるのであれば、入学できるということが判明した。

信一は考えた。

そして、中学受験をするべきだと結論付けた。

理由は2つ。

1つは、佳織にはまだ第二次反抗期がない。もし、第2時反抗期が高校受験の前にやってきたら、親の遺伝子からして、そのときには受験の話なんてまともにできず、本人任せの受験となってしまい、エリートどころじゃなく底辺校になってしまう可能性が高いから。

もう1つは、何事も処置は早いほうがいいから。

そして、塾に通わせるのではなく、「親塾」として自宅で自分が一緒に勉強すること選ぶことにした。

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